桜咲く、春が来た。秋が来る、彼岸花(ヒガンバナ)が咲いた。

秋の訪れを告げる赤い花

8年前の9月奈良へ旅行に行きました。

奈良へと向かう列車の車窓に広がる田園風景。

何とはなしに眺めていたら、視界に飛び込んできたのは田んぼのあぜ道に横一直に沿って広がる赤のライン。

ヒガンバナです。

秋の花はいろいろとありますけど、梅や桜が春の到来を告げる花であるならば、秋の花で該当するのはこのヒガンバナではないかと僕は思います。

だってヒガンバナが咲く9月中頃はまだ田んぼの稲はまた青々としてるし、木々の紅葉は特にここ数年は11月に入ってからが本番ですから。

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綺麗な花には棘、じゃなくて毒がある。

彼岸花(ヒガンバナ)別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)。

ヒガンバナ科の多年草。球根植物です。

スイセン、アマリリス、スノードロップ、これらもヒガンバナ科の植物です。

ヒガンバナは花が枯れた後に葉が伸びます。その葉が秋・冬の間光合成を行って後、春になると枯れてしまいますが、地下には栄養を蓄えた球根が秋の開花に備えます。

ヒガンバナは有毒植物。どこに毒があるかというと花、茎、葉、根(球根)と全て=全草に毒をもっています。

ヒガンバナの毒は中毒症状として嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こし最悪の場合死に至ります。

田んぼのあぜ道に沿ってヒガンバナが咲いているのは田んぼ荒らす害虫・害獣をその毒をもって駆除あるいは近づけさせない為に人によって植えられたからだそうです。

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Red spider lily 赤い蜘蛛の百合

「赤い蜘蛛の百合」って英語でもいい名前ではないですね。

ヒガンバナの別名は「曼珠沙華」の他にも「地獄花」「死人花」「幽霊花」等、見事に否定的な呼び方ばかり。

他にも「花を摘むと死人が出る」とか「家に持っていくと不幸になる、火事になる」と散々な言われよう。

花言葉は「あきらめ」「悲しい思い出」とやはり…なものと「情熱」「再会」「独立」「思うはあなた一人」と悪く無いものとあります。そして「転生」「また会う日を楽しみに」と何か意味深なのも。

この様に日本ではいい印象の無いヒガンバナですが、一面に咲いた花を観賞できる所謂「名所」が各地に存在しますし、その愛好家も少なくないです。

海外では普通に鑑賞用植物として品種改良も行われています。

花の色も赤だけでは無く白、黄色、ピンク、オレンジといろいろとあります。

時が経てば人の価値観の変わって行きますのでヒガンバナもそう遠くない未来、日本でも愛される様にになるかも知れないですね。

その時が来たら多分”彼岸”花から愛らしい名前で呼ばれるいるだろうと思います。

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